近年、自然災害はどの地域に住む誰にとっても「関係ない」では済まされなくなっています。
当社が物流事業を展開する関東から関西にかけての地域は、首都直下地震や東南海地震といった
近い将来における発生リスクが表面化している大規模災害に備えた訓練活動が、行政・地域社会・
企業・市民のそれぞれで行われています。
 
 一般的に、防災訓練では決められたシナリオが存在し、その中で各自が決められた動きが出来るか
どうかの確認を行います。しかし、このページをご覧になる皆様もご存じの通り、過去の数多くの
大規模災害の現場では、想像だにしなかった事態が「次々に発生」し、事前の訓練では扱わなかった
事態に対する判断を目の前で求められるケースが数多く発生しています。
 
 こうした背景により、当社においても、「災害発生時における災害対策本部の設置や各拠点への
連絡体制だけでは対応できない」、「想定外の事態に対して具体的にどこまで動けるかについての訓練が
必要」とする声が高まっていました。

◆気付きの演習 = 「失敗を知る」訓練

去る2026年10月10日に大阪主管支店にて、南海トラフ巨大
地震が発生した想定で、各拠点の責任者が一堂に集まり、
訓練を行いました。

 本訓練は「想定外の状況下で、どこで失敗するか」に気付く
ことを目的とし、訓練シナリオは事前非公開として臨みました。

 各拠点の被災状況、街の状況、顧客からの問い合わせ、
行政からの支援要請など、参加者の想像を超えた密度と
速さで情報が降り注ぎます。
それぞれの情報に対し、
「どう対応するか」を参加者がワークシートに記入し、
ホワイトボードに貼り出していきます。
BCP大規模地震 ~被災状況を取り纏め、ワークシートへ書き出し~
状況を取り纏め、ワークシートへ書き出し
現地対策本部では、各所で取り組んでいる対応を俯瞰し、
支店全体で活用できるリソースに基づき、優先順位を決めて
指示が出されていきます。

 本訓練を通じて、
「状況が刻々と変化していく中で、何に重点を置くのか」
「重複指示で混乱しないために役割分担はどうあるべきなのか」
「全体を統括した意見の纏め上げが出来る人材が欠かせない」

等、緊迫感のある中で『何が出来なかったのか』を全員で共有
しました。この場で学んだことを各拠点に持ち帰り、発生時に
『動ける・判断できる』訓練を積み重ねていきたいとし、訓練
を締めくくりました。
BCP大規模地震 ~拠点毎の具体的対応を協議し、共有~
拠点毎の具体的対応を協議し、共有
本社災害対策本部とリアルタイムで状況を共有
大阪地区の災害対策本部長より本社対策本部へ対応状況を報告